μリーグ決勝・観戦記(2)
忍田 幸夫
原、2年連続 「将王」 に!

 続く2回戦目。座順は、起家から原+24.6、佐藤▲6.9、大沢+0.9、小林▲18.6。

 東1局は流局し、迎えた東2局。
 ダブをアンコにした親の佐藤、ここぞとばかりに今日初めてのリーチを掛ける。
 しかし、こちらも点数が欲しい小林から3メンチャンの追っかけリーチをくらい、安めながらも3900の放銃。
 放銃も痛いが、親が流れたことの方が痛いかもしれない。

 東3局、1回戦目は原にまくられてしまった大沢が、ピンフドラ1のリーチをツモって2600オール。反撃の狼煙を上げる。
 東3局その2は原から役なしリーチが掛かるが、リーチ後に切られたダブをポンして、なんとかテンパイ連荘。
 続くその3、生牌のタンキのチートイツでヤミテンしていた親の大沢、3200オール狙いでツモ切りリーチを敢行。
 これに対し、佐藤がメンタンピンドラ1で追いかける。
  ドラ
 すぐに大沢からツモ切られる。しかし、現在トップ目の原に対し、この節で2順位差以上が必要な佐藤は、2着目の大沢の持ち点を減らしたくないがために、これを見逃す。

 実は、1回戦の南3局にも佐藤は見逃しをかけていた。
  ドラ
 上の牌姿でヤミテンをしていた佐藤、十分形のイーシャンテンの大沢からドラのがツモ切りされるのだが、それをあえて見逃し。ツモか原からの直撃を目論む。
 結局その大沢からリーチが掛かり、佐藤は腹をくくって真っ直ぐに押すも、すでにテンパイしていた原に1600を放銃してしまった。

 今回はどうなるのだろうかと思っていたのだが、佐藤のツモ筋にはなく、またも見逃しが成就することなく流局となった。
 決勝進出時のポイントが最下位だった佐藤は、優勝するには様々な条件が必要となり、苦しい戦いを強いられているようだ。

 南2局、その佐藤が2度目の親を迎え、まずはドラ筋待ちのピンフでリーチ。しかし、またも流局。
 その2、原がをポンしてホンイツ気配を見せるが、この親が落ちたら条件が厳しくなる佐藤は、それを無視するように手を進めるも3900の放銃。これで佐藤の優勝はかなり遠いものになった。

 南3局の大沢の親も原がツモのみで流し、オーラスを迎えた持ち点は、原+27.9、佐藤▲24.4、大沢+10.9、小林▲14.4。
 2着目の大沢でさえ、ハネツモでも原には届かない。
 ラス親の小林がどこまで粘れるかに焦点が絞られたが、ノーテンで流局。決勝の2節目を待たずして今期の将王が決まった。

 今年の原は、プロランキング戦をぶっち切りの1位で通過し、μリーグも圧勝で2連覇。しかも、現時点で今年度のμカップ2勝と圧倒的な強さを見せつけている。

 認定プロが強いのは喜ばしいことだが、私も同じ認定プロとしてもう少しがんばらねばならないと思う。
 来年はμリーグ決勝に進出し、この手で3連覇を阻止したいものである。

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