μリーグ決勝・観戦記(1)
忍田 幸夫
原、ダントツで後半戦へ

 決勝進出メンバーは、原(+9)、小林(+5)、大沢(+3)、佐藤(+1)。この4選手が1日で2節の決勝を戦い、栄えある将王が決定する。
(1節は半荘2回1セットで、節ごとの順位ポイント制)

 1順位差につき2ポイント詰めることができるが、期首順位1位の原をまくるためには、小林は3順位、大沢は4順位、佐藤は5順位の差を、この2節で原に対しては付けなければならない。

 優勝条件は他にも必要なのだが、原以外の3人にとっては、まずは原を沈めて自分がトップを取りたいところであろう。
 そんな思惑が絡みつつ、第1節の1回戦目がスタートした。座順は、起家から原・大沢・小林・佐藤。

 起家の原の10巡目、
  ツモ ドラ
 場にはが1枚切れで、は生牌。
 原の選択は打。次巡を引き入れて即リーチ。

 他家を楽にさせないためにダブを切らず、テンパイするやいなやリーチで攻める。まったくイヤな打ち手(←ホメ言葉)である。
 数巡後、難なくをツモあがり2600オール。
 このリーチを見る限り、原は1節目にトップを取って、2節目を待たずに自力で優勝を決めてしまおうというつもりのようだ。

 そうはさせまいと、大沢が東2局の親で、原から2900の直撃と、小林からの7700の出あがりでトップに立つ。

 しかし再逆転を狙う原、南1局の親でドラ雀頭の役なしリーチ。
 このリーチに対し、ホンイツで食い仕掛けていたラス目の小林、親を落とすべくテンパイを取るが、その打牌で7700の放銃。

 テンパイ連荘後の南1局その3、親の原は再度リーチで攻める。
  ドラ
 流局寸前に高めのをツモあがり、3900オール。
 このあがりが決定打となり、1回戦目は原のダントツで終了した。


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