μリーグ5回戦・観戦記
須藤 浩
 まず観戦しての感想から。
 μリーグのルールって、「一発・裏ドラはもちろん無し。さらにノーテン罰符も無い」 というルールなんです。
 ノーテン罰符が無いと聞くと、「手がちょっと悪ければオリて、相手に振り込まないように守る」 地味な戦いを連想する方が多いのではないでしょうか。
 さにあらず! 周り3人がオリていることが分かれば、後の1人は自由に、最終ツモまで手を進めることができてしまうのです。
 安易にオリることは、相手のツモアガリという失点を生みやすくしてしまいます。
 かといって、放銃しては1人だけ不利になってしまいますから、ギリギリまで相手の手を読み、「これはもうダメ」 というところまで踏み込んで戦う必要があるのです。

 でもねぇ…。このμリーグ参加の8名の踏み込みはとんでもない。本当にギリギリまで勝負してくるのです。しかも手が高いことが多い。
 3人テンパイなんてザラに起こり、それでいてアガリ牌を引かされるや回って、高い手への放銃はかなり少ない。
 しかも、回ってテンパイを組み直して、また勝負、なんて局が頻出。まさに 「飢えた肉食獣たちの争い」。
 そんな彼らの、第5節のレポートをお届けします(敬称略)。

 半荘1回目。A卓は、起家から木村・原・三上・高見沢。
 東1局、開局早々、ぶつかり合う。高見沢がをポン、そこに原がリーチで押さえ込む。さらに親の木村も追いかけリーチ! 結果、高見沢が原に2600の放銃。
 この後、4人が交互にアガり合い、10局中、流局は2局のみ。全員が±2000点以内の僅差で1回戦終了。

 一方B卓は、起家から佐藤・忍田・小林・大沢。
 東1局は佐藤が1500のアガリ。しかしこの局、小林がこっそりこんなテンパイを組んでいた。
 待ちはカン
 次局も佐藤が、ドラの暗刻の手をツモって4000オール。
 これを追って、忍田が2000・4000と500・1000のツモアガリ。さらに、大沢が親番で2000オール、3900オール、1000オール、さらに親落ちして2600の出アガリ。
 結局ノーホーラの小林が1人置いていかれる。

 半荘2回目。A卓、起家から木村・高見沢・原・三上。
 東3局に高見沢がチートイツ・ドラ2の6400を木村から。さらに南1局も高見沢が3メンチャンのメンタンピンツモ・ドラ1の2000・4000。これで大きく抜け出した。
 オーラス。ラス目の木村がドラ引きで、6巡目にチートイツ・ドラ2のテンパイ。原・三上からマンガン直撃なら3着、ツモなら2着。チートイツに見えない捨て牌で、待ち牌選択は、初牌の
 木村の選択は、単騎(リーチ)。出アガリよりツモアガリ期待か。
 よりも早く、見事にをツモって、結果、高見沢・木村・三上・原の並びで終了。

 B卓、起家から小林・佐藤・原・三上。
 この回は佐藤が圧倒した。親番で4000オール、2600オール。さらに南場ではダブリーを一発でツモ(一発役は無いが)、ダブリー・ツモ・ピンフ・ドラ2の3000・6000。
 オーラスは、大沢がハネ満ツモでトップ、小林がマンガンツモで3着になる状態。ここで、両者に逆転のテンパイが入り、どちらもリーチ。ドラ
大沢
小林
 逆転なるかと思われたが、これが流局して、結果、佐藤・大沢・忍田・小林の並びで終了。

 トータル+6で首位だった原・小林がラスを引かされたため、未だ上位が抜け出していない状態。いよいよ次回、第6・7節で上位4名が決定する。
 11月18日(木)13時に日本橋競技室(TEL03−3231−5576)で開始。観戦自由。肉食獣たちの戦いを、しかと目に焼き付けろ。

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