| 2006年度ツアー第4戦 μカップイン仙台決勝戦・観戦記 | |||||||||
| 麻将連合ツアー選手・佐藤治史 | |||||||||
先日、10月21(予選)、22日(本戦)の2日間にかけ杜の都仙台で、μカップが開催された。μの設立当初からμカップを開催して、仙台でのμカップは今年で8回目。日本麻将競技会(JMC)会長の青木和久さんのもと、競技麻将がさかんに行なわれており、毎年たくさんの参加者がμカップを盛り上げてくれる。 今回もいろんな名勝負があったが、決勝戦の一部分をみなさんに紹介しよう。 (文中敬称略) 決勝に残ったのはこの4人。カッコ内は準決勝までのポイント。
ポイント的にトップの黒澤から地主まで差があり、私は、序盤4人がどの様な戦い方をするか楽しみで観ていた。 東1局と東2局は早速4人の方向性が見えた一局だった。(牌譜1※) まず、ポイントが欲しい地主がリーチ。タンヤオドラ1、カン そして、ポイントのある黒澤は途中役なしのテンパイを組むが、慎重に無理をせず途中からベタオリ。これも、黒澤の『序盤は無理をしないぞ!!』という意思を感じられた。 また、ポイントのない起家の三上も最後の打 東2局(牌譜2※)には地主にダブ 貴田は、 から打 黒澤と2順位差つければ優勝濃厚の貴田も序盤は慎重に行く方向性のようだ。 その後も4者がそれぞれ打点の高い手を組むも、決定打がでない。ボクシングで言ったらアウトボクシング、なかなかクリーンヒットがでない。そんななかで迎えた東4局、7局目にようやく黒澤が2600オールをツモり、頭1つ抜ける。 南入してからは、トップ目の黒澤を落とすために、うって変わってインファイトに変わる。 南1局(牌譜3※)、黒澤が仕掛けたところにまず貴田が先制リーチ。 このリーチから貴田の苦悩が伝わってくるからおもしろい。貴田の状況から、リーチの意図を勝手に想像させていただくと……、 状況@ 黒澤と2順位差、1順位差なら約1万点以上差がいる。 状況A トップ目の黒澤が仕掛けている 状況B 黒澤が 状況C 三上は 以上から貴田は『 結果は、 この時点でポイント(カッコ内はトータル)が、黒澤 8.8(110.3)三上 7.1(67.7)貴田 △9.3(50.6)地主 △6.6(34.6)となり、黒澤有利となる。 しかし、まだまだぁ!!と言わんばかりに貴田が黒澤から5200を直撃すれば、黒澤も歯を食いしばりながら三上のリーチと親の地主のテンパイを1000・2000でかいくぐる。しかし、また貴田が黒澤から7700を直撃するという様なインファイトで迎えたオーラス。 ポイント(カッコ内はトータル)は三上5.1(73.7)、黒澤2.9(86.4)、貴田2.6(78.5)、地主 △10.6(24.6) ポイント的にノーテンに出来ない親の黒澤。『これが、黒澤の勝ち方』というような一局だったと思う。(牌譜4※) まず、 次局流局で、黒澤の優勝が決まった。
最後まで私の稚拙な観戦記を読んでいただいて、ありがとうございます。 本当はもっとたくさんの見所や、決勝戦独特の熱い雰囲気があります。できれば、これを機に観戦に来ていただいたり、観戦に来れない方は牌譜で楽しんでいただけたりしたら……と思います。 ※文中の牌譜を御覧になるには、Adobe Acrobat ReaderとMahjongフォントが必要となります。 |