99MUカップイン銀座観戦記(新世紀第10号より)

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  ツアー第1戦ミューカップイン銀座はシード組が不振で、ポイント差が大きく離れた展開になった。その中で準決勝までに70を超えるポイントを叩き出したのは、城島清貴TP、名古屋在住の木村興一郎さん、京都在住の山田昌和さん、小林剛TPの4名。(以下敬称略)
 2位以下を約30ポイントリードした(成績表参照)トータルトップの城島が山田に3900点の放銃で決勝はスタートした。たったの3900だが12,4の順位点がつくのでこれでほぼ並びである。
 4者に優勝の目がある中で最初に抜け出したのは山田であった。東4局の親番で次のツモアガリ。
  iifghvb wwW eEe ツモn ドラw
 ドラを鳴かせた木村も高目7700のテンパイ。
  weasdjjzxcm,.
 勝負どころを制したような3900点オールでトータルでも1歩抜け出した山田だが、次局木村のチートイツのドラタンキリーチに振り込んでしまう。山田はこの局を境に勢いがパッタリと止まった。
 今度は木村が抜け出すかと思いきや、南1局の親番で城島へ3900点を献上し、逆に親番がなくなり苦しい立場に追い込まれてしまった。
 南3局その2、それなりの手を2局続けてアガらないと苦しい木村は9巡目に
  uaasssjjkl566
ドラl
 ここから1枚目の6を見送る。なるほど、2回そこそこの手をアガるよりも1回大きくアガろうと考えたのであろう。しかし、すぐ出た2枚目のaはさすがにポン。結局、gを引き入れ5200点のアガリとなった。木村にとっては不満かもしれないが、なんとか首の皮1枚つながった状態でオーラス<ハイライト牌譜>を迎えた。
 ここまでの順位点込みのトータルは城島+107.9、山田+102.6、木村+93.5、小林+53.2。優勝するための条件は、城島はただアガりさえすればよく、山田は親なので安全圏まで連荘すること、木村は6400点以上の出アガリはどこからでもOKで城島からの直撃は3200点以上、ツモアガリは1300・2600以上となる。
 牌譜をご覧になっていただければ分かるが、最大のポイントは城島の7巡目。
  asxcvbbnnm,11
ツモi ドラi
 ここは意見の分かれるところだろう。ペン
dツモのピンフテンパイを逃すのが手痛いと考えればツモ切りとなるし、ズバリdツモ以外はどうせはずす可能性の高いsaなのだからドラを絞ってここでペンチャンを嫌うという人もいよう。流局してもまだチャンスの残るこの場面では後者を選択する人のほうが多い筈、城島もそのタイプだと思っていたのだが、ツモ切り。
 後に城島は「自分は受け主体の雀風なので、あのツモ切りはなかった。それにツモ切ったのであればbポンから動くべきだった」と悔やんだ。
 確かに、小林の8巡目のbをポンしていれば、山田が1をツモ切りした場合に限りこれをポンして次のアガリがあるのだ。
  xcvnnm, 11! Bbb ツモ.
 また、7巡目にsaをはずせば、木村がツモ切りする1をポンして.を引き込み次のテンパイでドラ切り。
  xcvbbnnm,. 1!1
 5は山田に入る。この後のツモ山、あるいは山田、小林の動向次第でまったく解らない局になっていた。
 結局、zvm4枚と51枚のメクリ合いは木村に軍配が上がった。勝利の女神は自分を通す人を好むようだ。

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